「自己啓発書ってなんか胡散臭いんだよなぁ」「理想論だけ語っていて誰もマネできないんじゃない?」
その疑問、博士エンジニアの晴樹が解決します。
もちろん実際に怪しい自己啓発書があるのは事実です。
でも、全ての自己啓発書が胡散臭く見えてしまう場合、別の原因があります。
この記事ではその原因と、それを知った上でどのように自己啓発書を選ぶのがよいのか、ということをお伝えします。
自己啓発書を胡散臭く感じる原因は現実とのギャップ
自分がこうなりたい、と思えるようなことが書かれている本があったとしましょう。
でもそのやり方は読んでいて胡散臭いと感じる。
なぜでしょう?
その原因は、なりたい理想の自分と現在の自分が違いすぎるからです。
ちょっと私の例を紹介させてください。
私がまだ今のように幸せを感じることが出来なかったころ
「人は人を幸せにするために生きているんだ」「幸せになりたければ他の人を幸せにしろ」
という言葉を自己啓発書で見かけました。
あなたはこれを聞いてどう感じたでしょうか。
私が初めてそれを読んだ時には
「そんなバカな、人は自分が幸せになるために生きてるはずだ。そんな理想的なことできる人なんているわけがない」
そう思っていました。
幸せになりたい、そう思ってはいましたが、ほかの人を幸せにすることで自分が幸せになる、というやり方は到底納得のできるものではありませんでした。
なので当然、そこに書かれてることが胡散臭いと感じていました。
成長して振り返ると書いてあることが当たり前に感じる
時は流れ、とても幸せに生活することができている今になって振り返ってみると
「その本に書かれていた言葉はまさに真理」「こんなに素晴らしい内容を私は見逃していたのか」「人は人を幸せにするために生きているんだ」
こう思っています。
不思議なものです、本に書かれてる内容は変わっていないのです。
何が変わったのかと言うと、自分が成長し、環境、能力や精神などさまざまなものが変わったのです。
つまりその本を読んでどう感じるのかというのは、今の自分を表しているということです。
自己啓発書に書かれてることが胡散臭い、そう感じさせているのは、そうなりたい自分と今の自分のギャップなんです。
現実的にはそんなことできるわけがない、というメンタルに自分が支配されている、そういうことを表しているのです。
一方で、自分がどんどん成長していくと自己啓発書に書かれていることがどんどん正しいと思えるようになります。
それと共に、自分にとっては当たり前のことが増えてきて、自己啓発書を読んでも得られることは減ってきます。
それはちょっと残念でもありますが、得られるものが減るということは自分自身が成長できているということの証でもあるので、嬉しいことでもあるのです。
自己啓発書は胡散臭いと感じないものを読むのがオススメ
以上を踏まえた上で、どのような自己啓発書を選ぶといいのかについて、紹介します。
ここまでで説明したように、胡散臭いと感じてしまう、つまり理想と現状のギャップが大きすぎるようなものが書かれていると、内容を受け入れることが難しく、読むだけ無駄になります。
そういうものはどうしても頭が拒否してしまいますので、一般に「良い」と言われている自己啓発書でも、それに飛びつくことはお勧めできません。
例えば、名著として知られる『7つの習慣』は、素晴らしい本だと思いますしそこに書かれている内容を実践することができれば、成長に繋がることは間違いありません。
一方で本質的な内容が書かれているため、これまでの自分とのギャップが大きすぎたり、その通りに実践するハードルがかなり高かったりします。
そのせいで、人によっては胡散臭いと感じてしまうでしょう。
なので、「言っていることは確かに分かるけど、具体的にどうすれば出来るんだろう」「こうなれるといいけど、自分には少し欠けている部分があるなぁ」と感じるような、理想と現実のギャップが小さい内容を扱ったものを読むのが良いです。
またはもっと軽めな、仕事の効率を上げる方法などを扱った、すぐに実践できて結果につながりやすい、自分の成長を感じやすいものから自己啓発書の道に入っていくことをオススメします。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 自己啓発書を胡散臭く感じる原因は理想と現実とのギャップのせい
- ギャップが大きすぎると書かれている内容を受け入れられない
- 自己啓発書は理想と現実のギャップが小さいものを読むとよい
自己啓発書は、あなたの人生を変えるサポートをしてくれます。

サポート役を胡散臭いと感じていては、成長していくのは難しいですよね。
まずは自分が受け入れやすい自己啓発書から読みはじめて、新しい一歩を踏み出してみませんか?