博士エンジニアの晴樹です。
どうしてもやる気の出ない作業や苦手な作業ってありますよね?
私にもあります。なんとかやる気を出そうとするものの、出ないものは出ない。
「なんでこの作業はいつも進まないんだ」と悩んでいましたが、そのうち「やる気が出ないのはしょうがない」と割り切り、やる気が無くても進められるような仕組みを作ることで乗り切ることにしました。
今でもやっぱりやる気が出ない作業はありますが、とりあえず作業が進むようになったので、とっとと終わらせてやる気が出る作業に取り掛かれるようになりました。
気が進まない作業をする上で私が心掛けている3つのコツは
- 集中できる時間帯に気が進まない作業をやる
- 作業に取り掛かる障壁を下げてまず手を付ける
- ポモドーロテクニックを使って集中できる・できない時間帯を知る
というものです。今回はなぜこれらが良いのかについて見ていきます。
あんまりやりたくない作業というのは何かと仕事の足を引っ張りますので、早めに対策を取り、仕事全体が順調に進むような状態を作り上げましょう。
集中力・やる気が高い時間帯にやる気が出ない作業をする
やる気が出ない、やりたくない作業というのは、例えば以下のような作業ではないでしょうか。
- 初めてやる作業
- 手順が複雑な作業
- 調べものが必要な作業
これらに共通しているのは頭を使う作業であるということです。
仕事でこなす作業はたいてい頭を使うとは思いますが、その中でも特に上に述べた作業が複数組み合わさったようなものになると、かなり頭を使わないといけなくなります。
単純作業も場合によってはやる気は出ませんが、単純作業の場合は心を無にして淡々とこなしていくといつかは終わりますので、まだ何とかなります。
頭を使う複雑な作業は、集中力や意思を消費します。
なので集中力や意思の力が低下しているときには当然これらの作業をするのは困難になります。
ではどうすればいいのか?
「集中力や仕事全般に対するやる気が高い時間帯に作業をする」
これに尽きます。
私は朝机に向かう瞬間の集中力が一番高いので、仕事開始2時間は自分がやりたくない作業をやるようにしています。
これはかなり効果がありました。
当然ですがどの時間帯にやろうがやらないといけないことは同じです。
でもこれを朝やるのと夕方やるのでは進み方が全く違うことに気づきました。
「でもやりたくないから後回しになっているんじゃないか」という声が聞こえてきそうですね。
それは確かにそうなんですが、結局「やるしかないので少しでも進めるためにもまずやるしかないよね」ということです。
とはいえそれだけでは解決策にならないので、集中力・意志力は高い状態だけどやっぱりこの作業は手を付け始めるには気が重い、という作業をなんとかやり始められるように私が行っている工夫を紹介したいと思います。
作業を始める障壁を下げてまずやり始める
なかなか気が進まない作業というのは、出だしで何をやったらいいのかが分かりにくかったり、準備が面倒だったり、作業の大変さを想像してしまい尻込みしたり、というように手を付けること自体が困難ですよね。
はじめの一歩を踏み出すのが障壁なので、作業に取り掛かるときの障害となることを少しでも減らすと、取り掛かるときの心理的な負担を減らすことができます。
例えば私のように朝机に着いた直後に気が進まない作業をやろうと思った方は、前の日の仕事終わりに次のようにしておくとよいでしょう。
PCを使う作業なら
- 1クリックで必要なフォルダやファイルが開くようにしておく
- 作業に必要なソフトを立ち上げておいてPCをスリープ状態にする
それ以外の作業の場合でも
- ノートを開いてその上にペンを置き、机のど真ん中に置く
- 作業に使う道具を机の上に広げておいておく
このように、椅子に座った瞬間に作業に取り掛かれる(取り掛からざるを得ない)状態を作っておくと、意外と「まあやってみるか」という気になって進めることができます。
なので、自分の気が進まない作業のはじめの一歩の障壁を限りなく下げる方法を考えてみましょう。
自分が集中できる時間帯を知る
自分がいつ最も集中できるのかを自分自身で分かっていますか?
「集中力が高いときに気が進まない作業をやる」のがポイントですが、そもそもいつ集中力が高いのかを知らないとそれを実行できないですよね。
それを知るのにオススメの方法は、ポモドーロテクニックを使うことです。
ポモドーロテクニックは「25分作業して5分休憩する」ことを繰り返す時間術です。
私は作業するときにこのポモドーロテクニックを使っていて、かなり集中して作業ができるようになりました。
しかしそれでも作業をしていると、集中力が切れるなどして作業が中断されてしまうことがあります。
この中断をちゃんと記録しておくことが、ポモドーロテクニックを行う上で重要になります。
詳しくは以下の記事を見てください。
中断を記録しておくことで、なぜ・いつ自分が集中できなかったのかが見えるようになります。
そうすることで、どの時間帯に自分が集中できるのかがわかるようになります。
これを手掛かりに、気が進まない作業をやる時間帯を決めていくのがよいでしょう。
まとめ
やらないといけないと分かってはいるもののやる気が出ない。とはいえやらない訳にはいかない。
そんな作業を進める3つのコツとして、以下を紹介しました。
- 集中できる時間帯に気が進まない作業をやる
- 作業に取り掛かる障壁を下げてまず手を付ける
- ポモドーロテクニックを使って集中できる・できない時間帯を知る
せっかくこの記事を読んだことですし、明日の仕事はまず初めに気が進まない作業をしてみませんか?意外と進むと思いますよ!