「ブログ用の画像加工にScreenpressoを使っているけどもっと効率よく作業できないかな」
その悩み、博士エンジニアの晴樹が解決します。
Screenpressoは初期設定でもスクリーンショットを効率よく加工できます。
でも設定をちょっと工夫すると、もっと効率よく作業できるようになります。
この記事では、効率追求の鬼である私が、ブログ用の効率的オススメ設定を紹介します。
ちょっとした効率のアップでも、塵も積もれば山となりますよ。
Screenpressoのブログ用オススメ設定
変更するのは、設定画面から変更できる「スクリーンショット」です。
変更後の状態はこんな感じです。

それぞれの変更点と、なぜそれが効率を上げるのかについて説明しますね。
(1) 保存するファイル数
保存するファイル数の設定を小さい数字にしていると、その保存数に到達したときに、前に作成したものを削除するかどうか問われます。
いちいちそれに答えるのも手間ですし、ハードディスクの空き容量を気にしないのであれば、最大である10000に設定しておくのがよいでしょう。
(2) ファイル名
撮影したスクリーンショットのファイル名は、初期設定では「日付と時間」になっていますがこれを「連番を付ける」に変更します。
例えばソフトウェアの手順を説明するのであれば、操作順にスクリーンショットを撮影することになるでしょう。
そのとき番号順に並んでいた方が分かりやすいですよね。
(3) スクリーンショット後の操作
この項目は、スクリーンショットをとった後に自動で何をするのかを選択するものです。
初期設定では「ワークスペースを開く」になっていますが、これを「外部エディタを開く」に変更します。
その理由は、必要なスクリーンショットを全てとってから加工するよりも、撮影するたびに片っ端からどんどん加工した方が、後からワークスペースから加工するファイルを探すよりも速いからです。
また、加工をしているうちに、「こういう説明もあったほうが分かりやすいな」ということに気づけたりもします。
でも、もし加工内容が固まっていなくてとりあえずスクリーンショットをいっぱいとっておこう、というのなら「何もしない」に変更してワークスペースにどんどん貯めていくのもいいでしょう。
(4) 画像のサイズ変更
この項目は、撮影した画像を自動でサイズ変更する機能を使うかどうかを設定するものです。
初期設定では「いいえ」になっていますがこれを「はい」に変更します。
また「はい」の項目の右側にある「設定」を押して、「最大サイズ」を指定します。
ポイントは、最大サイズの横幅を実際に画像を載せるスペースの最大幅などの決まった幅にすることです。

こうすると良い理由は、大きな画像で加工した後に縮小しようとすると、加工で追加した文字の大きさが小さくなってしまい、想定以上に見づらい画像になることがあるからです。
また、縮小せずにそのまま載せたとしても、WordPressなどのブログの設定では基本的に横幅の最大値が決まっていますので、その大きさに縮小されて表示されてしまいます。
もちろん、ユーザーがその画像をクリックすることで拡大することができます。
でもユーザーは拡大するという面倒なことはしたくないので、拡大しなくてもそのまま見てわかる大きさで画像を作って載せた方が好ましいのです。
撮影時に画像サイズをブログに載せる大きさに合わせておけば、これらの面倒なことをいちいち考えたり、サイズの変更作業をしなくて済みます。
(5) ワークスペースの「自動で閉じる」のチェックを外す
これだけ「スクリーンショット」の設定ではないのですが、これもやっておくと効率が上がります。
初期設定では、ワークスペースはマウスカーソルが当たっていない時、自動で閉じるようになっています。
でも一気に作業する場合は開いておいた方が都合が良いので、ワークスペースが自動で閉じないようにします。
そのためには、こちらの「自動で閉じる」のチェックを外します。

Screenpressoでブログ用画像を加工する手順
実際にブログ用画像を加工する作業時にも、効率を上げる手順があるので紹介します。
まずワークスペースを開いて、ブログ記事ごとに画像フォルダを作成し、ワークスペースにドラッグアンドドロップしてください。

すると、ワークスペースにフォルダが追加されます。

もしワークスペースが表示されていない場合はワークスペース右上のスパナボタンから開けるメニューから、ワークスペースを選択してください。

撮影されるスクリーンショットは、選択しているワークスペースにどんどんたまっていきます。
初期設定の状態では、はじめから表示されているワークスペースにどんどん画像が入れられます。
すると関係ない記事の画像もどんどん混ざってきて、いずれ管理が不可能になります。
こうならないためにも、記事ごとに画像フォルダを作ってそれをワークスペースに登録します。
スクリーンショットを撮影する時は、ドラッグアンドドロップしたフォルダをクリックして選択した状態で行うことで、スクリーンショットがそのフォルダーにどんどん格納されていきます。
編集が全て終了し、ブログ記事の作成が終了したら、ワークスペースにドラッグ&ドロップしたフォルダは、ワークスペース上で削除して構いません。
不要なワークスペースを削除しておくことで、常に編集するべき記事だけに集中することができます。
ワークスペース上から削除するだけでは、実際のファイルは失われないので安心してください。
もしまた編集したい場合はそのフォルダをドラッグ&ドロップでワークスペースに追加すれば続きが編集できますよ。
こんな時はどうすればいいの?
画像のファイルサイズを小さくしたい
画像のファイルサイズを小さくする場合、画像の保存形式をJPEGにするのは一つの手ですが、そうする必要はほとんどの場合ありません。
というのも、スクリーンショットのような文字や平面、線で構成されるような画像については、JPEGよりもPNGの方が綺麗でサイズも小さくなることが多いからです。
しかしブログでSEOを気にする人は、少しでもファイルサイズを抑えたいところでしょう。
そんなときはTinyPNGというWebサービスを使いましょう。

このサービスは、ブラウザ上でPNGファイルをアップロードすると、ほとんど見た目にわからない劣化をさせてPNGファイルのサイズを大きく減らした画像を作ってくれます。
これでPNGでも十分ファイルサイズの小さい画像ファイルが作れますよ。
JPEGに変換したい
それでもJPEGに変換したいんだ、という場合は、ワークスペース上で画像ファイルの拡張子を.pngから.jpgに変更することで JPEG 形式の画像を得ることができます。

これには注意点が2つあります。
1つ目の注意点は、拡張子の変更とファイル形式の変更の関係について。
拡張子を変えるだけでファイル形式を変えることができるのは、Screenpressoの機能のお陰です。
単にWindowsのフォルダに表示されている状態で、ファイルの拡張子を変更しても形式の変換は行われないので注意してください。
2つ目の注意点はファイルの保存について。
JPEG 形式に変換すると、それまでのPNGファイルへの加工が反映した画像になります。
つまり、PNGファイルに加えた加工は再編集することはできず、JPEGになった後の加工だけが再編集できます。
また元のPNGファイルも失われるため、それが嫌な場合はあらかじめコピーを取っておきましょう。
補足として、作られたJPEGについてもファイルサイズを気にするのであれば、先程紹介したTinyPNGはJPEGのファイルサイズも小さくすることができるので、試してみてください。
画像のサイズを小さくしたい
画像のサイズをもっと小さくしたい場合、Screenpressoの編集機能で行えます。
縮小したい画像に対して、編集画面で「サイズ変更」を選択し、変更後のサイズを指定します。

このとき注意するのは、画像のサイズを一度変更してしまうと、元の大きさに戻そうとしても画像が劣化してしまうことです。
なので、画像を再編集するかもしれないのであれば、元データを残すために縮小前にコピーを作成しておきましょう。
まとめ
この記事ではスクリーンショット加工ソフトScreenpressoのブログ用オススメ設定を紹介しました。
今回紹介したのは私が使っている設定なので、使っていくうちに「これ不便だな」と感じたら設定をどんどん変えていくことがオススメです。
ソフトは初期設定で使いがちですが、ちょっと設定を変えるだけでも効率が大きく変わることがあります。
Screenpressoのブログ用オススメ設定で少しでもあなたのブログ作成が進みますように。