ポモドーロテクニックで作業すると疲れるんだけどやり方を間違えているのかな、と悩みではありませんか?
「ポモドーロテクニックで作業して疲れをためない方法を知りたい」
その答え、博士エンジニアの晴樹がお教えします。
そもそも「ポモドーロテクニックってなに?」という人はまずこちらを参考にしてください。

私自身、ポモドーロテクニックを始めたときはものすごく疲労を感じていました。
ポモドーロテクニックを使う前までは全く作業に集中できなかったのですが、ポモドーロテクニックを使い始めてかなり集中できるようになりました。
でも集中できるからこそ、疲れもどっと押し寄せてきました。
疲れてしまっては後の作業に影響が出ます。
なので集中できるけど本当にこれは効率が良いのだろうか、と悩んでいました。
そんな経験を通じて今では疲労に対策を立てられるようになり、ポモドーロテクニックを使って集中して作業できるようになりました。
この記事では私がいつも行っている、ポモドーロテクニックで疲れをためない二つの方法についてお伝えします。
ポモドーロテクニックで疲れをためない二つの方法
まず前提として、残念ながらどんなことでもやる以上必ず疲労は生じますし、ポモドーロテクニックも例外ではありません。
でもポモドーロテクニックを使って作業するときに、あまり疲れをためないようにする方法はあります。
その方法とは
- 数ポモドーロごとに異なる作業に切り替える
- ポモドーロ間の休み方や時間を適切に設定する
というものです。
なぜこれらが疲れをためない方法なのでしょうか?
それを知るには、そもそもなぜ疲れを感じるのかということについて知っておかなければなりません。
疲れの原因は、頭の疲労と体の疲労に分けられます。 まず頭の疲労ですが、一説には脳は疲れないといわれています。
私の実感としても、疲れるというよりも「飽きる」というのが正しいように感じています。
ずっと同じ作業をしていると、よほど好きなことでもない限り飽きが来てしまいます。
飽きてしまうことを避けるためにも適切なタイミングで作業を切り替えるのがよいでしょう。
つぎに体の疲労ですが、疲れの原因のほとんどはこの体の疲労です。
「ずっと座って作業しているだけなら疲れないんじゃない?」
と思っている人は、知らないうちにものすごい疲労をためているかもしれませんよ。
例えばPCでの作業がメインの場合、同じ態勢で長時間PCの画面を見続け、キーボードを打ち続けていたら、目、肩、腰、脚など様々な箇所の血流が悪くなります。
これが続くとものすごく疲労を感じてしまいます。
体の疲労を避けるためにも適切なタイミングで休みを取る必要があります。
それでは、具体的に
- どのように作業を切り替えるのがよいのか
- どのように休みを取るのがよいのか
について考えてみましょう。
どのように作業を切り替えるのがよいのか
タスクの中には、1ポモドーロで終わるようなものから、10ポモドーロでも終わらないようなものまでいろいろあると思います。
作業を切り替えるときのポイントは、単にタスク自体を替えるというよりも、異なる性質のタスクに替えることです。
分かりやすい性質としては、「頭を使う作業」と「単純作業」という性質があります。
異なる性質のタスクを数ポモドーロごとに切り替えることで、作業に飽きてくることを防ぎます。
というよりも、飽きたら切り替える、という方が正しいかもしれません。
私の場合は何ポモドーロで切り替える、という基準は設けておらず、自分が飽き始めたと感じたら切り替えるようにしています。
飽きるということは明らかにやる気も低下している状態なわけですが、そんな状態で作業しても効率的な作業はできませんよね。
さらに、飽きたりやる気が低下したりしているときは姿勢が悪くなりがちで、知らず知らずのうちに体への疲労も蓄積されてしまいます。
こういったことを防ぐためにも、作業に飽きてきたと感じたら異なる性質のタスクに切り替えましょう。
どのように休みを取るのがよいのか
ポモドーロとポモドーロの間にとる5分間休憩では、頭を使うようなことは避け、次の作業を集中して取り組めるような準備をしましょう。
特に、椅子に座りっぱなし、同じ姿勢を取りっぱなし、というのは体に大きな負荷がかかってしまい、これを繰り返すと徐々に疲れがたまってきて集中できなくなります。
なので5分間休憩中には、「休憩」と言いつつも体を軽く動かすのも効果的です。
5分間休憩の使い方についての具体的な内容については別に記事を書いていますので、そちらを参考にしてください。

また、ポモドーロテクニックでは4ポモドーロ続けたら長めの休憩をとる。というルールがあります。
このルールは必ず守りましょう。
集中して作業できていると、ついつい休憩するのももったいなくなって連続して作業しがちです。
でもその時はいいですが、休憩をとらずに作業を続けていると疲れはたまり続けて、1日の後半や次の日にまで影響してしまいます。
疲れたら休む、という考え方は捨て、疲れないように疲れる前に休む、という考え方がとても大切です。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
ポモドーロテクニックで作業してなるべく疲れないようにするためには
- 飽きてきたら異なる性質のタスクに切り替える
- 5分間休憩や長めの休憩をしっかりとり、疲れないように疲れる前に休む
そもそもポモドーロテクニックは集中してタスクを効率的にこなすものです。
理想的には、ポモドーロテクニックによってタスクを早く終わらせることで、1日の仕事時間を短くすることです。
そうすればより疲れがたまりにくくなりますし、余暇の時間も多く取れますよね。
これを目標に、まずは疲れにくいポモドーロテクニックを目指してみましょう。