自分が集中できる時間帯を知りたいと思っていませんか?
「なんとなく集中できる時間帯とそうじゃない時間帯がある気はするんだけどそれがいつなのか分からない。それが分かれば集中できる時間帯にいっきに仕事を片付けたりして、ちょっとでも仕事の効率を上げたい。」
その悩み、博士エンジニアの晴樹が解決します。
さらに、集中できる時間帯にした方がいい仕事の種類もお伝えします。
私自身むかしは集中力が無かったので、集中できる時間帯があるなら知りたいと思い試行錯誤し、今回紹介するやり方を見つけました。
今では自分が集中できる時間帯を把握することができ、効率的に仕事をこなすことができるようになりました。
ちなみにこの記事では主に仕事に関して話をしていますが、勉強についても当てはまる内容ですので、少しでも集中力を高めて勉強したい、と思っている方にもオススメです。
自分が集中できる時間帯を知り、効率的に仕事や勉強を進めていきましょう!
仕事に集中できる時間帯を知る方法
一般的に、集中力が高い時間帯は起きてから2時間だとか、朝と夕方だとか言われています。
「あれ?もう結論出ちゃった?」と思わないでください。
このことは科学的な実験から明らかになったことではありますが、こういった実験で分かることは「特定の作業」に関して「多くの人」がそうであった、ということです。
つまり「あなたが仕事で行う作業」に関して「あなた」が他の人と同じかどうかは分からないわけです。
なのであなたが仕事で行う作業についてあなたが集中しやすい時間帯をちゃんと知る必要がありますよね。
では、どのように知ればよいのか?
自分が仕事に集中できる時間を知るには、以下の二つを行いましょう。
- 生活リズムを一定に保つ
- 仕事の作業記録を残す
生活リズムを一定に保つ
仕事に集中できる時間を知るために行う1つ目は、生活リズムを一定に保ち、規則正しい生活をすることです。
なぜなら、生活リズムが毎日違うと、どの時間帯に集中力が高くなるのかが分からないからです。
特に夜更かししたり食事を抜いたりすると、そのことが原因で集中力が低くなっているのか、本当に自分の集中力が低い時間帯なのかの区別がつかないですよね。
さらに、当然ですが規則正しい生活は健康的な生活を送るのに重要なことなので、これを機に生活リズムの見直しを図ることで、健康になりそれにより集中力自体の向上も見込めます。
とはいえ、仕事の都合で生活リズムを一定に保つのは無理だ、という方もいると思います。
その場合でも、例えばある曜日はこのリズム、とか、この仕事が入っている日はこのリズム、というのがあると思います。
複数のリズムがあってもよいので、そのリズムを保つことが重要です。
集中力の低下につながるような夜更かしなどのようなことをしなければ、問題ありません。
仕事の作業記録を残す
仕事に集中できる時間を知るために行う2つ目は、生活リズムを一定に保つ生活をしつつ、どの時間帯に集中できたのかを記録することです。
その理由は、記録を残さずに自分の感覚に頼って集中できたかどうかを判断してしまうと、本当に集中できていたのかどうかが分からないからです。
例えば、よく「私は深夜のほうが集中できるんだよね」という人もいますが、本当にそうでしょうか。
もちろんそういう方もいるかもしれませんが、多くの場合思い込みであったり夜更かししている自分を正当化するために、そのように言っている可能性もあります。
なので、本当に集中できているかどうかを判断するには、仕事の作業記録を残し、それをもとに判断する必要があります。
では、何を記録すればよいのでしょうか。
理想的には、同じような作業を異なる時間帯に行って、どれくらい進んだのかを比較するのがよいでしょう。
同じ時間だけ作業をして、作業が進んでいるほうが集中できる時間帯だということが分かります。
このやり方は、作業の内容が決まっていることが多い、何かを学ぶ勉強をするときに特に有効です。
例えば問題集の問題を何問解いただとか英単語をいくつ覚えたかなどは数値にできるので、はっきりと比較ができます。
でも実際の仕事では、作業量を数値で測りにくかったり、そもそも作業内容が日によって違ったりしますよね。
そんなときはポモドーロテクニックを利用して記録をとりましょう。
ポモドーロテクニックを使って集中できる時間帯を知る
ポモドーロテクニックは「25分間作業に集中して5分間休憩する」というのをひたすら繰り返すことで集中して作業ができる仕事術です。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
途中で作業を中断してしまうとそのポモドーロは失敗となります。
「1ポモドーロ成功=25分集中できた」と考えればよいので、成功したポモドーロの数が集中できたかどうかの目安になります。
私も使用しているポモドーロテクニック用のAndroidアプリを使えば、どの時間帯にどれくらい作業をしたのかをすぐに見ることができます。
これを見ることで、自分がどの時間帯にポモドーロをどれくらい成功させたが分かります。
成功したポモドーロ数が多い時間帯が、あなたが最も集中できる時間帯だということです。
記録するのは成功したポモドーロ数だけでもいいのですが、できればその時に自分が行った作業内容も簡単にメモしておくと、より効率よく仕事がこなせます。
その理由については次にお話しします。
集中できる時間帯にした方がいいこと
集中できる時間帯だけに仕事をできれば理想的ですが、実際は集中できる・できない時間帯どちらの時間帯にも仕事をせざるを得ないでしょう。
となると、やらなくてはいけない作業のうちどの作業を集中できる時間帯にするべきか、ということを考えなくてはいけません。
集中できる時間帯にすべき作業とは、なかなか進まない作業です。
多くの方は以下のような作業がなかなか進まないのではないでしょうか。
- 気が進まないこと
- 苦手なこと
- 後回しにしがちなこと
- 新しく始めること
このようなことは集中できない時間帯にやろうとしても、手を付け始めることすら大変に感じて、なかなか進まないはずです。
なかなか進まないのでやる気が出なくて、ついつい後回しにしていないでしょうか。
「 後回しにしてもやってくる締め切り。重い腰を上げ始めたころにはすでに夜。やってみたもののやっぱり進まない、というお決まりのパターン。何とかしないと、、、 」
実はこういった作業も集中できる時間帯に行うと、思いのほか進みます。
集中できる時間帯を知る方法として、記録を残すということを紹介しましたが、そこで「作業内容もメモしましょう」ということをオススメしました。
その理由は、自分が無意識のうちに遠ざけていたやりたくない作業をいつやっていたのか、そしてその作業中は集中できたのかが分かるからです。
これまで集中できる時間帯にやっていたことを集中できない時間帯に、また集中できない時間帯にやっていたことを集中できる時間帯にやってみると、劇的に1日の作業効率が上がるかもしれませんよ。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 仕事に集中できる時間帯を知るには、生活リズムを一定に保ち、ポモドーロテクニックを使って作業記録を残すのがよい
- 普段なかなか進まなくて後回しにしがちな作業は集中できる時間帯にした方がよい
私自身はこの方法で、午前中、特に午前7時から午前11時までがかなり集中できる時間帯であることが分かりました。
それまではついつい後回しにしていた作業をその時間帯に行うことで、仕事全体の効率を上げることができました。
集中できる時間帯を知るのに興味が出た方は、この記事に書かれていることをぜひ試してみてください。
記録にはポモドーロテクニックを使うことを勧めていますが、ポモドーロテクニックをこれまで使っていなかった方は、記録をとり始めただけでかなり集中力が上がると思います。
それほどまでにポモドーロテクニックの効果は高いです。
集中できる時間帯も知れて、集中力自体も上がる。もうやらない理由はないのでは!?